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私が行った、エロ小説(電子書籍)の価格と売上・販売数目標の設定について

カキアツメドットコムが運営しているエロ小説サイト『おものべ』では、電子書籍を制作・販売しています。アフィリエイトに代わる収益方法の一つですが、自主制作の商品で必要になってくるのが、価格を決めるということです。

商品の値段は利益に直結する非常に大切な要素ですので、適当に決めるわけにはいきません。私もいろいろと情報を集めて多少なりとも考えた上で、現在の値段に落ち着けています。

実際にどのようなプロセスで価格を設定したのか、またどれぐらいの販売数を目標にしているのかなどを以下でご紹介していきます。

なお私はWebマーケティングのお仕事をしていますが、これについては専門外です。私の領分はあくまでも『SEOによる集客』ですので、お客さまに商品の値段について口出ししたことはありません。そのため以下の内容は非常に素朴なものになっています。

価格設定のやり方

価格設定の基準を考える

一口に『商品の価格を決める』とはいいますが、これにはいろいろなやり方があります。

  • コストプラス法、マークアップ法、慣習価格法、市場価格追随法、プライスリーダー追随法、名声価格法

など。これについては私の拙い知識で説明するよりも、Googleで『価格設定』と検索すればさまざまな専門的なサイトが出てくるので、そちらを参照したほうがいいでしょう。

私の価格設定はその中でも『競合を見て決めよう』という非常に素朴なもの、上例の中では『市場価格追随法』に当たります。

この方法に決めた理由はいくつか。

  • 電子書籍を出すための経費が0円だから、コストを基準にした価格設定はやりにくい。
  • 費やした時間を金額に換算するのも、これはこれで難しいからあまりやりたくない。
    (お客さまにサービスを提供するときは、『時間当たりの価格×工数』で計算することもままありますが。いつも頭を悩ませます)
  • そもそも書籍が何本売れるかまったく分からないから、最終的な利益を基準にした価格設定もできない。
    (これには私の未熟も原因にあり、SEOというマーケティング手法の特徴も原因にありです)

というわけで、最もやりやすいのが『右に倣え』のやり方だったというわけです。

競合を調査する

というわけで、実際に他の方がどれぐらいの値段で小説を販売しているのか調べることになります。

しかしこのとき、同人小説を参考にはしませんでした。一見しただけでも、同人の価格設定はカオスです。価格だけでなく、文字数のバラ付きも大きく、そもそも文字数の記載がない作品も多く、参考にしようがありません。

同人は自由な場ですから、これをどうこう言うのもナンセンスな話です。そうは言っても、参考対象するには少々不適切。というわけでAmazonで実際に販売されている商業の文庫本からおよその価格を出します。

Amazonで売られている文庫本(非アダルトも含めて)は、だいたい600~700円台が多く、たまにそれ以下、それ以上が見られるという感じ。ちゃんと分布を取って統計的に出してもいいかもしれませんが、面倒なので割愛。もともと販売サイトでは100円単位でしか価格を設定できないので、そんなに細かくやる必要はないでしょう。

ただしこれは、文庫本相当のボリューム(だいたい10万~12万文字)があることを前提としています。文庫本と同じ値段なのに、中身が半分しかなかったら誰だって不満を抱きます。

結論として、文字数を必ず10万文字以上にした上で、700円(税込み770円)に設定。改めてこの価格設定を引っ提げて同人小説の価格を再確認して、『安すぎず、高すぎもしないな』ということを確認したところで決定となりました。

『10万文字以上770円』という価格設定の、私なりの感覚

私はこの価格設定を、商業本と比較したときに『割高』と認識しています。現状、私の作品には挿絵がありませんから、その分だけ値段が安くなってもいいはずと考えられるためです。

しかしいやらしい話、利益を得るためにはどれだけ上手に価格を引き上げるかが重要だと考えていますので、これぐらいは許容量かなと思って決定と相成りました。それと他にもずっと高い価格に設定している小説も多いので、『自分だけが目立つことはないだろう』という判断もあります。

実際には、頂いたレビューにボリューム不足を指摘するものがないので、割高感を覚えている方はそこまで多くないかなと思っています。

『桁が変わる』ということに慎重になる

『あくまで私見だから』ということをくれぐれも前置きしたいのですが、『売る』ということを考えた場合、小説で1,000円を超える価格設定は余程でないかぎりしないほうがいいと考えています。
(漫画やCG集、ゲーム、音声作品などはそもそもの相場が違うので考慮しません)

『桁が変わる』というのはユーザーにとって案外重い出来事であり、3桁から4桁になった瞬間、手に取ってもらいやすさが如実に変わるからです。
(『ニーキュッパ』と似たようなものです)

同じ理由で、次のようなことも気にするべきでしょう。

  • 1,000円だけでなく、900円も慎重に
    現状は『税込み990円』ですが、いつ消費税が増税されて1,000円の壁を越えられるか分かったものではありません。
    (もしもこの価格で税込み1,000円を超えたら、値下げを検討したほうがいいかも)
  • 文字数も桁を意識して
    上で『文字数を必ず10万文字以上』としており、99,999字ではだめです。99,999字と100,000文字では全然違います。

1,000円を超える値段にするのは、文字数やイラストなどのボリュームが、文庫本を明らかに超えている場合ぐらいでしょうか。しかし私なら、そうならざるを得ない場合、企画の時点でストップすると思います。

あるいは、そもそも前提となる販売戦略が違うかでしょう。

漫画やゲームの価格設定は?

ここではあくまでも小説の価格設定についてお話しています。『770円』という価格設定は、他の作品では当てはまらないでしょう。ただし大まかなやり方・流れについては問題なく参考になるかと思います。

それとDLsiteだと、こういう風に統計をとったものがあるみたいですね。

人気作品分析データ
(要ログイン?)

販売数の目標設定

結論から言うと、小説を一本770円に設定した上で、販売数の目標を『最終的に各作品1500本ずつ』に設定しています。

ここで考えたのは、採算が取れるかという一点。それも、経費はもともとほとんど掛かっていないため、思考のほぼ100%が時間的なコストとの対比です。

770円を1500本売るとどれぐらいの収益になるか

これは非常に簡単な計算です。

DLsiteには1本販売するごとに手数料がかかるため、770円で売ったとき手元に入ってくるのは400円です。つまり770円で1500本売ると……。

400円×1500本=60万円

私が書籍の執筆に費やしている期間は3か月ですので、1か月20万円ずつの収益になるということ。新卒の給与額面とだいたい同じぐらいになります。

ただし実際は8時間フルタイムで働いているわけではありませんから、実質的に新卒よりもずっと素敵な金額になります。

まとめと次のお話

ここまでの話をまとめると、『3か月かけて執筆した770円の小説を最終的に1500本ずつ売る』ことが私の目標です。

その上で大切な話。現状、私はこの目標をまったく達していません。
(執筆時点で、小説の販売本数は最高で750本程度)

しかしこれについて、あまり焦りはありません。あくまで『最終的に』1500本に到達すれば良く、それが可能なのがSEOというマーケティング手法だからです。ここから先はお話が変わるので、別のページでご解説します。

他の同人にはない『売り』の考え方。SEOだけの『ロングテール』というメリット
私は『おものべ』というエロ小説サイトで電子書籍を売ることで収益を得ていますが、集客という面でコアとなっている技術がSEOです。 はっきり言ってしまうなら、SEOは既に風化した技術であり、他人に安易におすすめできるようなものではありません。...

少なくとも、価格設定というのは非常に頭を悩ませる部分。何となく決めるのではなく、ある程度の指標を持って決めたいですね。

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