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エロ小説サイト「おものべ」の表記統一(トンマナ)を決めようかな

エロ小説に限らず、まとまった文章を書くときにあらかじめ決めておきたいものが表記統一です。

表記統一とは、文章の漢字変換や送り仮名などのさまざまな表記を統一すること
例えば……

  • 「きれい」「キレイ」「綺麗」
    →すべて「きれい」で統一する。
  • 「アナライザー」「アナライザ」
    →すべて「アナライザ」で統一する。
  • 「NGO」「非政府組織」
    →文章の最初のみ「非政府組織(以下、NGO)」と表記し、以降は「NGO」で統一する。

など。このようなルールをまとめたものを、「表記統一リスト」やら「トンマナ(トーン&マナー)」やら呼んだりします。私が文章作成代行のお仕事をしている経験上、大量のコンテンツを制作している会社様などはだいたいどこも、Excelなどでびっしりとリストを作っており、しっかり表記を統一していらっしゃいます。

しかし私はこの部分を結構適当にやっていて、「同じ小説内の同じ単語が、ひらがなだったり漢字だったり……」ということもしばしば。パソコンの変換履歴に任せようと思っても、その時受けているお仕事次第で表記が変わるので安定しないのです。

これでは文章としてちょっと格好がつかないので、いいかげんちゃんと決めていこうかなと思った次第です。エロ小説はもちろん、文章を書いている方の参考になるかと思います。

エロ小説サイトにおける表記統一の目安を考える

前提として、表記統一というのは「絶対にこうでなければならない!」というものではありません。掲載する媒体や書き手、文章のテイストによって変わるもの、小説ならもしかしたらキャラクターによっても変わるかもしれません。

そんな中、「私がネットでエロ小説を書くとき」に、どんな表記統一が望ましいのか考えてみます。

漢字比率を小さめにする

他のページでご説明した事ですが、ネットの文章は紙媒体よりも漢字の比率を小さめにすることが望まれます。
(これについての詳細は以下をどうぞ)

“ネットで”エロ小説を書く時の『文章ルール』の考え方
私が初めてエロ小説を書こうと思ったとき、意外と悩んで執筆の妨げになったのが文章の書き方、そもそもの『ルール』の部分です。 文章の書き方なんていうのは小中学校の国語の授業で習ったものですが、大人になって小説という形で書いてみると『本当にこれ...

上の例ですが、「きれい」と「綺麗」ならできる限り「きれい」で書くというわけです。しかし全部が全部ひらがなになったら当然読みにくくなりますから、バランスは大切です。

手間のかからないルールにする(自動でできれば◎)

私にとって何より大切なのは、表記を統一する手間を少なくすることです。

めちゃくちゃ大きな表記統一リストを作って小説を書くたびににらめっこすれば、さぞ高精度の文章を書けるでしょうが。普通はそんなことをいちいちやっていられません。時間がかかり、最悪の場合挫折します。

そのためルールはできるだけシンプルにすること。ツールを使って、自動で判断できるものならなお良いでしょう。

「おものべ」の表記統一はこうすることにします

以上を踏まえて、エロ小説サイト「おものべ」の表記統一を決めます。

と言っても、ルールは非常に簡単です。

「ATOK」+「共同通信社 記者ハンドブック辞書」に従う

ツールの説明になりますが、ATOKとは入力方法編集プログラム(以下、IME)の1つです。「キーボードでどんな文字を打つとどんな漢字が出てくるか」というのは、IMEが制御してくれています。

ATOKとは

パソコンの画面の右下を開けば、自分がどんな入力方法編集プログラムを使っているのか分かります。

「IMEというものを初めて知った」というWindowsユーザーは、だいたい「Microsoft IME」ではないでしょうか?

ATOKはIMEの中でも、文章を生業としている人向けに作られており、有料ですが高機能です。
(月額300円~500円ほどですので、それほど高くはありません)

機能はいろいろありますが、その中でも今回のフォーカスは、ATOKが外部の辞書を取り込んで利用できるということ。今回は「共同通信社 記者ハンドブック辞書」を取り込んで利用します。

共同通信社 記者ハンドブック辞書とは、共同通信社が各記者に向けて表記法を示したものです。全体的に易しめの文章を心掛けており漢字を開くことが多く、何よりもこれ1つATOKに取り込むとだいたい何とかなるので、個人の範囲なら最もお勧めだと思います。

ATOKや記者ハンドブック辞書の導入方法については、興味持たれた方はご自身でググってください。

またATOKを使わなくても、紙のハンドブックを買ってペラペラめくればそれだけで結構勉強になります。
(各種書店やAmazon、楽天などで買えます)

「ATOK」+「共同通信社 記者ハンドブック辞書」の使用例

基本的にこれらを使って変換していけばOKです。

例えば「滅茶苦茶」と打った場合、IMEが勝手に「『めちゃくちゃ』のほうが良いよー」と教えてくれます。

ATOKの使用例1

「いい」「よい」、「こと」「事」のような使い分けが難しい言葉は、記者ハンドブック辞書の説明書きをよく読んで判断します。

ATOKの使用例2

ATOKの使用例3

だいたいの表記統一は、この方法で何とかなります。あとはそれだけでは何とかならない部分を埋めていくだけです。

文語調よりも口語調を優先する

例えば「いく」と「ゆく」なら「いく」を優先することにします。これはもう「どちらか正しい、正しくない」ではなく、望むテイストの問題ですね。

ATOKの使用例5

どちらでも良さそうなら小説ごとに決める

記者ハンドブック辞書によると、たまに「ひらがなと漢字どっちでも良いよー」というものがあります。例えば「何となく」「なんとなく」はどちらでも良いらしいです。

ATOKの使用例4

この場合は小説単位(あるいは記事・プロジェクトなどの区切りやすい単位)で判断することにして、逃げ道を用意しておくことにします。

ここでバシッと決めても良いのですが、理由はいくつか。

・この手の例外的なルールは結構多そうで、そういったルールを今ここで細かく決めても、たぶん私自身が執筆時に忘れていそうだから。
・周囲のひらがなや漢字の具合を見てバランスを調整したいから。

また後にも出てきますが、こういった例外処理は小説単位で統一することにします。反対に言えば、別の作品に行けば別の書き方もし得るということです。

どれをどう表記するかは、各テキストファイルの1番上にでもメモしておきましょう。
(1つの小説程度なら、処理もそんなに多くならないはずです)

――とは言え、私の執筆スタイルだと「漢字」になることが多いかなと思います。

擬音語・擬態語の表記は単語ごと・小説ごとに決める

国語の授業では「擬音語はカタカナ、擬態語はひらがな」なんて習うのですが、ことエロ小説を書くときに限ってはその都度決めることにします。

というのも、エロ小説において擬音語・擬態語が与える影響は大きく、表現の幅を狭めたくないためです。

・「ぬるぬる」「ヌルヌル」
・「ぐちゃぐちゃ」「グチャグチャ」
・「こちょこちょ」「コチョコチョ」
など、読んでいて結構印象が変わるのではないでしょうか?

ただし小説内で表記がバラバラだとかっこ悪いので、その範囲での統一はします。

――私の執筆スタイルだと擬音語・擬態語関係なく「ひらがな」になることが多いかなと思います。

キャラクターによって例外的に表記を変更する場合はある

お堅いキャラの台詞が漢字ばかりになったり、子どもっぽいキャラの台詞がひらがなばかりになったり、外国人キャラの台詞がカタカナばかりになったり。そういうことです。

ただし基本的にやりません。管理が大変ですし、やり過ぎると読みにくくなるので。よっぽどそのキャラクターが濃ゆい場合だけです。

エロ小説特有の例外的な表記をする場合はある

  • あやしい→妖しい
  • からだ→躰
  • よろこぶ→悦ぶ
  • たのしむ→愉しむ
  • わらう→嗤う
  • こねくりまわす→こねくり姦す
  • いれる→挿れる
  • だす→射精す

など。私がエロ小説でよく使う表現はこの辺りでしょうか。記者ハンドブック辞書ではまず認められない表記ですから、例外処理が必要です。これも小説単位で統一しておきましょう。

ただしこの辺りは私の中で定番の言い回しになっているため、これだけはオリジナルで表記統一リストを作ってもいいのかもしれません。

いかなるケースでもSEO対策するキーワードの表記を優先する

ここまでいろいろ書いてきましたが、いかなる場合においても、その単語がSEO対策のキーワードとして設定されていた場合、その表記を優先します。そうでないとSEO対策にならないので。

(エロ小説の例ではなくなりますが、)「おすすめ」はハンドブック辞書によると、「お勧め」「お薦め」などが適切だそうです。しかしSEOでは「おすすめ」で対策するケースが多いため、そのときはひらがなで表記します。

ただしあくまでも「そのキーワードでSEO対策するとき」に限り、まったく関係のない場所で「おすすめ」と表記することはありません。

そういうことをすると例外処理が爆発的に増えて訳が分からなくなります。

【まとめ】エロ小説の表記はATOK(+辞書)に従えば基本的に問題ないと思います

とりあえずは以上でエロ小説が書けると思うので、もしも追加でルールが必要なら適宜追記していきます。

いくつかの項目を挙げましたが、結局は「ATOK」と「記者ハンドブック辞書」を導入してそれに従えば、大部分は勝手に決めてくれるということ。大量に文章を書くなら、こういう手間の掛からなさは大切です。

私自身、これらのソフトウェアを持っていながらあまり熱心に使ってこなかったのですが、改めてこうして整理してみると本当に便利なツールだと感じました。

「表記にこだわりはないけど、一応ちゃんと統一しなきゃなー」ぐらいの気持ちで文章を書いている方は、ちょっと考えてみて損はないかと思います。

アフィリエイトなどはやっていないので、リンクはありません。興味を持たれた方は調べてみてください。ATOK本体は月額300~500円、記者ハンドブック辞書は買い切り4,000~5,000円ぐらいです。

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